2017年08月20日

裏の組織

早期リタイアした人、したい人は組織が嫌いだろう。
好きなら会社という世間通りのいい組織を捨てるはずがない。

宗教や左翼も組織活動であるから、同様に早期リタイア者が好むところではない。
会社が世間に通用する表の組織であれば、宗教や左翼は裏の組織ということができる。
表の組織で満たされなかった人が表の組織に属しながら、一生懸命裏の組織活動をしているという図式だ。

宗教や左翼は双子のように似た組織であるが、老齢化、衰退化が進んでいるのも共通である。
ともに戦後から高度成長の混乱期に発展したものであり、現在では完全に役割を終えている。

社会が安定し、豊かになれば、面倒な人間関係は敬遠される。
要は核家族化、個人化が進んでいくのである。
人間関係は金を稼ぐための表の組織である会社だけで充分、裏の組織などいらないという感じだろう。

地方でも左翼ビラを配っているグループを見かけるが、老人ばかりである。
イデオロギーで集ったというより、昔からのサークル活動という感じだ。
暑い中、老体に鞭打って街頭に立つのはキツい。
しかし、彼らにとっては長年染みついた組織活動を止めて仲間外れにされるのが何より苦痛なんだろう。

posted by なすび at 12:17| Comment(4) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

世間知のある大人の判断

母の孫(私の甥)はイマイチだが、伯父(母の兄)の孫は優秀だ。
3人のうち、一人は京大、一人は医学部、一人は有名進学高校の学生である。

今回は、国立大の医学部に行っている娘の話だ。
娘は子供の頃から勉強ができたから東大に行くことも考えたが、女が東大を出てもイマイチである。
官僚になっても、大企業に入っても、苦労する割には頭打ち感がある。
それなら、絶対喰いっぱぐれがない専門職になりたいと言って医学部にしたそうだ。

確かにそうかもしれない。
いろいろ言ってみても、日本の職場はまだ男社会だ。
よほどのやり手でなければ男並みの出世は難しいし、当然家庭は犠牲になる。
エリート女性がある程度の自由を確保しながら、尊敬と高収入を得られる仕事の筆頭は医者だろう。

私は賢い選択だと思った。
とても17、8の子供の知恵ではない。
子供のストレートな判断なら、やはり世間映えのする東大ブランドを選ぶだろう。
彼女の周り(親や祖父母)には世間知があって、エリート層をよく知っている大人がいるのだろう。

しかし、勉強ができる子供なら周りが放っておいても何とでもなる。
周りの知恵が本当に必要なのは勉強ができない子の場合だろう。
例えば、二流の普通高校ではなく、あえて商業高校を選択し、推薦で地元国立大に送り込む方法もある。
高卒枠で公務員になったり、地銀に入れる方法もある。
それもままならなければ、さっさと就職させて、学費分を子供に残してやればいい。
それが世間知のある大人の判断だ。

最悪なのは親のつまらぬ見栄や過剰な期待で子供の実像を見誤ることだ。
浪人した挙句、Fラン大に行き、三流企業に勤める・・・。
こうなると、もう取り返しはつかない。
一生、社会の中間層以下を漂うしかない。

私の甥はこのルートをまっすぐ進んでおり、姉はひたすら嘆き悲しむ。
私からすれば「半分以上、姉夫婦の責任だ」と思うが、偏狭な姉は聞く耳を持たない。

posted by なすび at 13:39| Comment(4) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月27日

地方の問題

地方に優秀な人は少ない。
有望な職場や大学が少ないから、有能な人間はみな都会に流れるからだ。
残念だが、構造上、仕方がない。

地方で最も優秀なのは医者である。
大体、地元国立大の医学部出身だ。
地方といえども医学部だから、理工学部でいえば旧帝大以上のレベルということになる。

次は公務員だろう。
大体、近県国立大の文系出身だ。
このクラスになると必ずしも優秀というわけでもない。
標準よりはちょっと上というレベルだろう。

これがほぼ全てである。
役所であれ、銀行であれ、会社であれ、私が日常接する人は、みなこのクラス以下だと思って間違いない。

私も単純に「勉強ができる=賢い」とは思わないが、物事の理解力や事務処理能力は学力に比例する場合が多い。
だから、彼らと接していてため息が出ることは多いのである・・・「もっと分かれよ」「さっさとやれよ」。

もし私が地元のために町おこしか何かをするとしたら、協力を頼む仲間はきっと都会の会社で働いた経験があるUターン組だろう。
そうでなければ新しいものが持ち込めない気がする。
地方の会社ではあまりにも経験できることが少ないと思うからだ。

地方人の悪口を書いたが、都会人が素晴らしいというわけでもない。
都会は人が多いからバカも一杯いる。
しかし、割合としては優秀な人が多い。
繰り返しになるが、地方から優秀な人間が流入するからである。
そして問題の原点は「地方に有望な職場がない」ということだ。

posted by なすび at 14:14| Comment(2) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月18日

AKBもどき

ショッピングモールに出かけてみたら、ステージで「AKBもどき」が歌って踊っていた。
県出身者によるアイドルグループらしい。
歌とダンスの訓練はしているのだろう、それなりには上手である。

立ち止まって1〜2曲聴いたが、直ぐに飽きてしまった。
曲も平凡で、女の子もそれほど可愛くなかったからである。

中央から離れた地方の県でアイドルグループが存在しているのは意外だった。
私の県でやっているくらいだから、どこの県にもあるのだろう。
せっかくやるのなら、もう少し魅力的な子を集めたらいいと思う。

集める会社も商売だから、本人が熱心で、親もレッスン代などもって貰うのが前提だろう。
CDが売れる見込みはないから、親が金を出してくれない子であれば、そもそも話にならない。
結局、それなりの子しか集まらないのが現実だろう。

しかし、ショッピングモールやローカルイベントの「賑やかし」には丁度いい。
私も5分は楽しめたし、こうしてブログのネタにもなった。

posted by なすび at 21:49| Comment(6) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月02日

相続と介護について

昔は親の遺産を長男が相続するのが普通だった。
その他の子供は結婚・独立時に多少まとまった金を貰って、それでおしまいである。
その代わり親の面倒は長男がみる。

最近は男女後先を問わず、みな平等である。
みな等しく相続する権利を持つ。
それではみな等しく親の看護や費用負担ができるのか・・・無理だろう。
長男や親の近くに住む子、責任感が強く心優しい子に負担が偏ると思われる。

貰うときには平等を主張するが、負担するときは理由をつけては誰かに押し付けようとする。
法はそれを適切に処理することができない。
法の問題点である。

親にとっては戦前の長子相続の方がよい制度だと思われる。
権利と義務を持つ対象がはっきりしているので安心して世話になることができるからだ。
遺産を渡す代わりに面倒も見てもらう・・・明朗なシステムである。

私の家は母がおり、独身の私、嫁に行った姉の構成である。
父が死んだとき姉にはある程度の金を渡してある(愚かな父の希望であった)。
私は姉の性格を知っているので、母の介護について大きな期待はしていない(兄弟は親のように希望的観測を持たない)。
こういう話は兄弟でも(だから)し難いだろう。
しかし、すべてを私に投げられても困るので機会を見てジャブを入れるようにしている。

posted by なすび at 17:56| Comment(6) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする