2015年01月27日

シンプルライフ

日本のご婦人はシンプルライフを志向されているようだが、私は昔から実践している。

服は黒の毛皮と決めている。
身体も引き締まって見えるから、中高年には最適である。

食事はポリポリを食べていたが、近年は猫缶に換えてもらった。
歳を取って歯が悪くなったからである。
缶詰は高いのと安いのと二種類がある。
これを混ぜて毎食食べているが、まったく飽きない。
高い缶詰をもう少し多目にして欲しいと思うくらいだ。
兄さんのように酒は飲まないし、母さんのようにお茶も飲まない。
シンプルに水だけで十分である。

若い頃は多少出歩いていたが、最近はもっぱら家で寝て過す。
不思議に退屈しない。
寝ても寝ても直ぐ眠くなるからである。
猫の頭とは便利なものだ。
人間はいろいろと考えて大変かもしれないね。
しかし、猫のようにはなれないので諦めるしかない。

最後に住居であるが、私も寒い暑いは嫌いだ。
特に冬場は老体に堪える。
ストーブとホカペは外せない。
母さんはホカペの電源をときどき入れ忘れるので注意が必要だ。

こんな生活だから金はさほどかからない。
トラブルもまったくない。
そして、それなりに楽しい。
真のシンプルライフである。
でも、人間が羨むような生活かどうかは分からない。

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By 黒猫のクロちゃん

posted by なすび at 19:00| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月14日

私の日常

私は平凡な老人だが、私の日常を知りたい人もいるのかもしれない。

食べて
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寝るだけですよ。
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もちろん、う○ちもしますが・・・それは見ないほうがいいでしょう。

あと、ときどき立ち上がります。
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まあ、そんな感じです。
正月に兄さんが帰ってきましたが、彼もそうでした。
遺伝でしょうかね。

By 黒猫のクロちゃん

posted by なすび at 23:52| Comment(8) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月27日

若い娘は危険

隣家に娘が二人いた。
父を早くに亡くした母子家庭だった。

あるとき、私は「かわいい」などという甘言とおやつに誘われて、娘たちの家に遊びにいった。
娘たちは小学生か中学生だったろう。
私は珍しいものを食べ、頭を撫でてもらって、とても満足だった。
ときには他所へ行くのもいいものだと。

ところが、娘たちは何を思ったか、突然私を風呂に連れて行き、身体を洗い始めたではないか。
私は驚き、恐れおののいた。
必死で娘たちの手を払うと、シャンプーの泡をつけたまま自宅に逃げ戻った。

娘たちは私の挙動に深く反省したのだろう。
母さんのところに謝りに来たようだが、謝るべき相手は私であって母さんではない。
母さんはそのときのことを思い出しては、笑いながら兄さんに話す。
もう何度目だろう、聞いている私は不快でしかたがない。

娘たちは既に結婚し、子供もいるようだ。
まずは結構なことだが、若い娘というものは突然変なことを思いつくものだ。
誠に理解不能な、危険な存在と言うべきだろう。

兄さんには十分気をつけるよう注意しようと思うが・・・兄さんはもう若い娘にモテそうもない。
うん、安心、うん、大丈夫だ・・・。

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By 黒猫のクロちゃん

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2014年11月21日

私は耐え切れるだろうか

紅葉を見に行ったが・・・
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観光地を住処にする猫が気になった。
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血中猫濃度が下がっているのだろう。
途中から紅葉などどうでもよくなって、猫を探し求めた。

見るだけではとても満足できない。
猫を、毛もこじゃらの、ふざけた生き物を撫で廻したい。

私を哀れに思ったのか一匹の猫がやって来て・・・
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私はやっと猫を撫でることができた。

この猫は腹を撫でると怒るが、頭は問題ないらしい。
しばらく猫を撫で遊んだ。

実家に帰る(クロをいじり回す)まであと一ヶ月あまり・・・私は耐え切れるだろうか。

posted by なすび at 18:32| Comment(8) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月14日

猫電話

少女には仲のよい友人がいた。
しかし、友人は家の都合で遠くに引越すことになった。

友人は黒猫を二匹飼っていた。
彼女はそのうちの一匹を少女に託して去っていった。

少女は人見知りで、その友人しか友達はいなかった。
少女は彼女がいなくなってとても寂しかった。

だから彼女がくれた猫を可愛がった。
彼女の身代わりのような気がしたからだ。

しかし所詮猫である。
いくら少女が話しかけても猫が言葉を返すことはない。

あるとき少女にとても悲しいことがあった。
どうしても友人と話がしたかった。
しかし、昭和の時代、遠くの子供同士が電話で話すのは簡単ではない。

少女は泣きながら猫に訴えた・・・彼女と話がしたいと。
そうするとあら不思議、突然猫の口から呼出音が響いたのである。

猫の頭を軽く叩くと、猫の口から懐かしい友人の声が聞こえた。
二匹の猫同士がテレパシーで繋がって、猫電話になってくれたのである。

少女は嬉しかった。
辛いこと、楽しいことをとにかく一杯しゃべった。
友人と話すと少女の心は晴れるのであった。

それからも、ことあるごとに猫電話で友人と話をした。
猫電話のいいところは長電話しても親に叱られないことだ。

高校を卒業して二人は再会した。
胸にそれぞれ黒猫を抱いて・・・。

  **

いい話だ・・・猫の私も泣けてくる。
おばあさんによると、この黒猫の姉妹、やはり私の縁者らしい。

しかし、残念ながら私は彼女らの能力を受け継がなかったようだ。
私は引き戸を開けてくれるよう必死でテレパシーを送っているが、母さんが気づくことは当分ない。

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By 黒猫のクロちゃん


posted by なすび at 18:38| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする