紫陽花の季節である。
大正時代の石橋に紫陽花が咲いているというので撮りに行った。
文明開化して、車も通るようになったから作られた橋のようだが、今や用なしである。
この橋を通る車も人もいない。
いるのは写真を撮りに来る観光客だけだ。
みな近くの山を削って作ったバイパスを通る。
私もその道を通って、ここまで来た。
そして、またバイパスを抜けて温泉に向かう。
温泉は弘法大師が見つけたの、ウサギが傷を癒しただの、よくある逸話が満載である。
私には身体の傷も心の傷もないが、退屈の隙間は大いにある。
温泉に入って、道の駅で夕飯の買い物をした。
退屈の隙間は多少埋められた。
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温泉にはよく行かれるんですね?
退屈の隙間を埋めるには打って付けかもですね。
何だか「おもしろきこともなき世を面白く、すみなしものは心なりけり」
と言う句を思い出しました。
確かに「ノスタルジー」ですね。
麦焼酎のコマーシャルに出てきそう(笑)。
やることがないときに温泉は最適です。
あと、ディーラーに行って気になる車の試乗をするのもいいです。
高杉の人生は波乱万丈でしたが、単に退屈していただけかもしれませんね。