2018年04月29日

金正恩の本音

日本はアメリカの属国などと言われており、私もそういう部分はあると思う。
しかし、警察という第三者的・暴力的な調整機関がないこの世界において、一国中立などあり得ない。
どこかの閥に属さず優位なポジションを維持するのも不可能だ。
よって、日欧はアメリカの閥に属している・・・というだけの話である。

アメリカ閥のいいところは世界最大の軍事大国で、かつ好戦的なアメリカに攻められないということである。
むしろ逆に守って貰える・・・もちろん、相応の代価(金)は必要であるが。
また、アメリカには領土的野心はないし、ある程度ルールは守るし、無茶な内政干渉はしない。
裏切らず、真面目に仕事さえすれば(きちんと金さえ払えば)、比較的いい上司である。

一方、対抗馬である中国はどうかといえば、部下の領土は侵略しかねないし、ルール無視、内政干渉しまくりである。
真っ当な国ならどちらの閥を選ぶか自明であろう。
だから、先進国は皆アメリカ閥を選んでいるのである。

ところで、金正恩だが、彼も馬鹿ではなかろうから、本音は中国よりアメリカと仲良くなりたいのである。
自分の体制維持を許してくれるならアメリカ閥に入りたい。
金はないから、代償は安価な労働力と豊富な鉱物資源である。
「アメリカ様、仲間に入れて」というのが彼の本音だろう。
そんことはアメリカも先刻承知、「俺の閥に入りたいなら中国に対抗しろ」という話になる。

北朝鮮の中短距離ミサイルは現在、日韓だけでなく、中国にも向いている。
それをそのまま残し、核も残しておけば、いつでも核ミサイルが北京を狙える。
北朝鮮がアメリカ閥に入れば、核を持った北朝鮮は中国にとって相当な重しだ。
日本にとっては大変困るが、アメリカ、北朝鮮にとっては悪い話ではない。

現実的には北朝鮮は中国と陸続きで、有形無形の圧力を受けるから、アメリカベッタリというわけにはいかない。
ご兄弟の韓国のように、アメリカ閥に属しながら中国にも媚を売る・・・という感じになるのだろう。


【追記】
 朝鮮半島の問題は「アメリカが半島を中国に譲かどうか」ということである。
 当事者である南北朝鮮の意思も、中国の意思もほとんどなく、100%アメリカの意思次第と言っていい。
 アメリカが譲るとはとても思えないから、上記のようなストーリーもアリだろう。

posted by なすび at 13:03| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: