2016年10月20日

将棋の不正について

三浦九段に将棋ソフトを使ってカンニングをしたという疑いがかかっている。
三浦九段は否定しているが、まずクロだろう。

将棋界は狭い世界で、小学生の頃から勝負をし、一緒に遊んできた仲間たちの集りである。
将棋の技術や癖、性格や行動パターンはお互いに知り尽くしている。
そこで、ある時からある個人に急な変化があれば、直ぐに気づく。
何人かが集まって「あいつ、最近変じゃないか」ということになれば、やっぱり変なのである。

三浦九段は引退することになるだろうし、その後の彼の生活は悲惨なものになるだろう。
残念なことだ。

しかし、一番の問題は将棋ソフトがトッププロよりも強くなったことだろう。
囲碁の世界では「アルファ碁」が世界2位の選手に勝ったことで話題になった。
「アルファ碁」を動かすには1,000台以上のパソコンが必要なようである。
将棋の場合は囲碁より「場合の数」が少ないためか、1台のパソコンでもそこそこ動く。
私のノートパソコンに無償ソフトを入れたら羽生より強かった・・・これは冗談ではないのである。

いろいろ言ってみても将棋は勝負事だから、やはり勝つものが素晴らしい。
将棋において人間はもう素晴らしくないのである。
今後、もっとも熱い棋戦はソフト対ソフトの対局だろう。
将棋界は羽生という偉大な棋士を産んだが、彼を最後の華として滅んでゆくだろう。

posted by なすび at 21:35| Comment(4) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>今後、もっとも熱い棋戦はソフト対ソフトの対局だろう。

そうなれば今度は戦棋ソフト開発者同氏の戦いになるのでしょうかね?
コンピューター対人間の卓上ゲーム対決はチェスから始まり将棋から囲碁へと
進化のスピードが速いですね。
手数が無限大にあると言われる囲碁まで攻略されたとなると
今後棋戦プロたちの将来は厳しいでしょう。
私は囲碁にしろ将棋にしろ卓上ゲームがあまり得意ではありません。
現役で働いていた頃は引退した時の楽しみに将棋や囲碁を覚えたいと思っていましたが
こんなニュースが出ると興味が失せますね。

なお相場の世界では早くからAIを使った取引が行われています
初めの頃はそれを使っていたヘッジファンドが儲けていましたが
最近はあまりよくありません。
皆が同じことをするようになって相場が成らされてきたから
AIを使っていようと皆と同じことをしていては勝てません。
昔から言われていることですが「人の行く裏に道あり花の山」ですね。


Posted by バッタモン at 2016年10月21日 07:09
バッタモンさん

やはり人間同士が戦うからドラマが生まれるのであって、コンピュータ同士ではつまらないです。
しかし、人間がコンピュータに及ばないとなると、これもつまらない。
囲碁将棋のプロは早晩なくなると思います。
将棋界でも囲碁界でも七冠が達成されました。
燃え尽きる前の最後の輝きのような気がします。

将棋で最年少プロ(14歳)が誕生しましたが、彼にはプロを続けながら有名大学に進学することを勧めます。
元々頭がいいのだから、将棋以外の道も準備できるでしょう。
大学に残って、いざとなったら研究者になるのもよいと思います。

相場のコンピュータは「瞬発力」ですね。
将棋に運はありませんが、相場は運だらけです。
絶対的に正しい指し方はありません。
バッタモンさんが言われるように、「多くの人の指し方を予想する」ことが最重要課題になると思います。
Posted by なすび at 2016年10月21日 14:06
この件、結構話題だったみたいですね。
ていうか、ソフトのほうが強い時代なら、金属探知機とかも使ってスマホの持ち込み禁止とかにしてなかったのが驚きというか。
Posted by 招き猫の右手 at 2016年10月25日 19:28
招き猫の右手さん

私は将棋にも、ソフトにも関心があったので注目していました。
将棋界は小学校の頃から、みんなよく知っている者同士の職場なので、普通の組織をイメージすると判断を誤ると思います。
変なことをすれば直ぐ分かるし、伝わる。
だから、性善説で行ったのでしょう。
三浦九段もそんなことは先刻承知だと思いますが、どこかで歯車が狂ったんでしょうね。
Posted by なすび at 2016年10月25日 20:10
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