朝、ネットでトルコで軍事クーデターが起きていると聞いて驚いた。
トルコはG20にも属している国だから、世界の中堅国以上といえる。
そんな国で軍事クーデターとは一体どうなっているのだろうと思った。
ネットでググっていると、以下の情報が目についた。
・トルコの軍部は首相の言うことを聞かない、建国者の理念を維持したい
・現在の大統領はイスラム主義の強い法律を押し付け、マスコミをコントロールしてる
・これは世俗的、要はゆるい宗教観の元に建国されたトルコ共和国の理念に反している
・軍部は大統領を排除する必要があると決めて、クーデターに乗り出した
・クーデターはトルコの歴史では珍しいことではなく、同じ理由で過去に何回か起きている
・おそらく軍の目的は世俗的な人物を政府の中に送り込むこと
・トルコの警察は政府の犬なので、現在軍と交戦している
私的には今のところこれが一番実情に近いのではと思っている。
(ちなみに、軍事クーデターは60年、71年、80年、今回の4回目である。)
いずれにしても、国内がイスラム主義強硬派と世俗派に二分しているのは確かだろう。
保守派と親欧米派といえるのかもしれないが、私にはよく分からない。
政権交代を求めて軍が動く・・・今の日本ではとても考えられない。
世界の中堅国といえども、このレベルであるのは確かなようだ。
【後記1】
クーデターは一日を待たず鎮圧されてしまった。
民意は現政権の方にあったようだ。
私はビールを飲みながら何度もググり、新しい情報を探していた。
暇だったからである。
クーデター軍の将校たちは痺れるような夏の一夜を過ごしただろう。
そして今頃は過酷な尋問を受けているはずだ。
【後記2】
トルコは裏で糸を引いていたとアメリカを非難している(根拠もなく言える相手ではない)。
アメリカは否定しているが、過去の中東での行いをみると、「関与していた」と考えるのが自然だろう。
オバマが直接指示をしたとは思えないが、見て見ぬ振りをすることはあるだろう。
アメリカとはそういう国だからである。
【関連する記事】
中国の政府系有力シンクタンクの発表によると負債総額はGDPの2.5倍だとか
実際はもっと多くGDPの3倍2400兆円だと…
加えて海外から中国への投資が急激に減っています前年比で8.2%マイナス。
データー的にはいつ暴動が起きてもおかしくないレベル(実際は起きていると思いますが)
中国が大変になるのはそれはそれで楽しいですが
こちらに火の粉が飛んで来られるのは困ります。
中国の軍事クーデターですか。
楽しそうですね(笑)。
人民も大変でしょうが・・・正直、同情する気はしないな。
どんな「火の粉」が飛んで来るかが問題ですね。
亡命者は断固拒否したいが、今の日本では無理でしょう。
あまりにも平和ボケした人が多過ぎて私の理解を超えています。
私は半分くらい「もう好きにしろ」という感じです。
世に馬鹿が多過ぎます。
私の余生は30年ほどですから、それさえもてばいいのです。
金を握って不快な場所から逃げ続けるだけです。
というのもトルコは産油国ではないし、現政権はむしろ米寄りなのではと思っていたので。
中東有事で何かあったときに米はトルコ内に軍事基地を借りてますからトルコが不安定になるのはむしろイヤだと思うんですけどね。アメリカに利する国なら独裁でもなんでも許すのがアメリカだし。
エルドアンによる反体制分子の一掃という説もあります。
「なるほど」という気もします。
私にも確信はありません。
アメリカ陰謀説については、
・中東の国が安定するのが嫌い(アメリカの誘導が効き難くなる)
・エルドアンがロシアと仲良くするのが嫌い
・トルコはEUに移民が入るのを阻止する蓋になってくれているので、もっと影響を深めたい
というくらいの理由だと思います。
いずれにしても、アメリカは日本を含め関係国には多数のスパイを送り込んでいるのは確かです。
今回の事件については、それほど確信はありません。
エルドアン自作自演説もありだと思います。