2015年10月12日

リタイア後の資金シミュレーションについて

他人のブログを読んでいると、リタイア後の資金シミュレーションについて首を傾げることがある。
憚りながら、何点か指摘させていただく。

@年金の繰下げ受給
 年金を繰下げると、確かに貰える額は増える。
 平均以上生きる自信がある人は「お得」と思うかもしれない。
 しかし、年金にも税・国保の負担はあるので、額が増えるとそれらも増えることになる。
 (税・国保は累進だから、額面が増える以上に実質取り分は減る。)
 たぶん、平均より5年以上長生きしなければ元は取れないはずだ。

Aインフレ率
 やれ2%、3%と組み込む人がいるが、未来の景気など予測できないし、計算が複雑になるだけだ。
 私は考える必要はないと思う。
 インフレになれば、保有資産の金利も上がる。
 預金金利や株の配当でほぼ相殺できると思う。
 だから、両者ともにシミュレーションに組み込まなければいいのである。

B投資
 株式投資において、長期で利益を出す人は全体の10%程度といわれている。
 事実かどうかは分からないが、儲かる人が少数派であることは確かだろう。
 こんなリスクを前提としたシミュレーションは考えものだ。
 (まさか自分だけは勝者になると思っているわけではあるまい。)
 投資は趣味の範囲で止めるべきだろう。
 私が考える「投資をしてもよい人」は、数年前のアベノミクスのように明らかな上げ相場だけ賭け、
 あとは何もしない人である。
 しかし、一旦儲けた人がその後何もしないでいるのは大変難しいことだ。

以上より、税・社保を除いた年金額および保有資産を元にシンプルな計算すればいいと私は考えている。

posted by なすび at 19:50| Comment(12) | リタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
投資に関してはその通りですね。
特に初心者ほど少し儲けると自分には才能があると勘違いし、投資でリタイア資産を組んだりします。
本当に投資で儲ける人は暴落で彼ら初心者が大損し下がりきったところを拾う。


Posted by バッタモン at 2015年10月12日 21:04
バッタモンさん

投資に関してはバッタモンさんの成功談が下地です。
ただ、一回儲けたら一回では終りませんよね・・・そして、儲けた分を吐き出す。

投資益を前提に計画している人を見受けます。
株なんて、いつも安定的に儲かるわけではありません。
大変危険だと思います。
Posted by なすび at 2015年10月12日 21:21
長期で利益を出す人は全体の10%程度といわれている。>

90%なら諦めもつきます、どうやら墓場まで持っていくことになりそうですけど。未練がましいのと自社株で制限があるから所有してますが。
Posted by たんちん at 2015年10月13日 09:13
たんちんさん

私も父から引き継いだ「売れない株」と自社株を所有しています。
自社株はそこそこ値がついているので、売るタイミングを模索しています。
どちらにしても投資という感じではないです。
急いで売る必要もない株です。
Posted by なすび at 2015年10月13日 12:56
たしかにブログ村には多いですよね、私は株も投資もやらないのでなすびさんの意見は
心強いです^^;) ただし地金だけは10年前に1.8kgほど買いましたけどw
Posted by MUDMAN at 2015年10月14日 13:34
MUDMANさん

投資は趣味の範囲でやればいいと思います。
儲かれば小遣いが増え、損をすれば減る・・・その程度であれば、よい暇つぶしです。
3割減っても構わないと思える金額であれば、私も「頭の体操」代わりにするかもしれません。
Posted by なすび at 2015年10月14日 18:15
こんばんは
@年金の繰下げ受給
私もこの話は自分のブログで取り上げました。
「長生きリスク」をヘッジする手段としては、検討に値すると思ってます。

Aインフレ率
同感です。あまり考えなくて大丈夫でしょうね。

B投資
常に投資している必要はないですね。
Posted by 小黒とら at 2015年10月14日 21:24
小黒とらさん

純粋に「長生きリスクをヘッジする」目的であればいいと思います。
すなわち、男性であれば「85位まで生きなければ損」を覚悟の上の判断であれば、何も言うことはありません。
現時点で幾らの年金が確保できているか、それを何割増額したいか、70までの生活とそれ以降のどちらを重視するか、その時の国の政策や財政状態はどうなっているか・・・など、「総合的な判断」が求められますね。
Posted by なすび at 2015年10月14日 22:03
あれ、投資は短期なら勝ち組は10%程度、の間違いじゃないですか。短期売買は株にしろFXにしろゼロサムゲームなので。
長期なら、過去10年20年30年ともっていくほどほとんど誰でも儲かることになるはずです。
たとえば50年前100年前に1ドル(100円でもよし)を株、債券、預貯金、などに入れてどれが一番伸びているか、というグラフがあるはずです、もちろん株ですね。
結局現代の資本主義社会では超過利潤をあくまで最大に追求してリターンを得てくれるのは株なんですよね。
Posted by 招き猫の右手 at 2015年10月14日 23:33
招き猫の右手さん

「長期」は「5〜10年株の売買を続けて」という意味です。
「短期」的にはアベノミクスなどで儲かった人もいると思いますが、リーマンショックの損をやっと取り返して、トータルで少し赤という人も多いと思います。

普通の国はインフレで、数十年で物価や相場平均は上がりますが、日本は上がっていないです。
日経平均も「20何年ぶり」とか言っているレベルですよね。
日本株を30年持ち続けていても、大したことになっていない人も多いのではないでしょうか。
Posted by なすび at 2015年10月15日 00:25
ああ、5-10年短期売買を続けて、という意味ですか、それならそうでしょうね。証券会社に手数料を儲けさせるだけですねw
あと日本株限定の話でしたか。
株は日本株だけではないので、世界株に投資したらもっと効率いいですよ、人口減少デフレ縮小の日本に投資する理由はむしろありませんからね。ていうかリーマン後で回復がこんなモタモタしてたのは日本くらいでしょう。
例えばS&P500で見たら2013年にはもうリーマンショック前の水準に戻してますから、日本から投資してた人は為替も加味したらショックから5年くらいで数年で余裕でプラスですよ。

Posted by 招き猫の右手 at 2015年10月15日 22:54
招き猫の右手さん

日本で株をやっているという人は「ある程度の期間、短期売買を続けている人」が多数派でしょう。
だから、そういう人をイメージして書きました。
こういう人は実際儲かっている感じはしませんね(笑)。

経済成長している(インフレしている)国は物価同様株価も上がります。
そういう国の株を買うのも手かもしれません。
ただ、外国だけに国内ほど事情が分からないという不安もあります。
Posted by なすび at 2015年10月15日 23:30
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