2014年05月12日

女性が失った自由

私が入社した頃(1980年代半)、女性は結婚したら専業主婦になるのが普通だった。
子供の手が離れ、学費がいるようになるとパート仕事で家計を補うのがせいぜいだった。

しかし、2000年頃から共稼ぎの方が多くなった。
いまの40前後はもう共稼ぎが普通だろう。

私は30代の頃(90年代)、若い女子社員が羨ましかった。
勤めを続けることも、会社を辞めて新しいことにチャレンジすることも、また、いろいろ飽きて結婚することも自由にできそうだったからである。
彼女らは会社にも上司にも気を遣い過ぎることなく、伸び伸びと行動しているように見えた。
彼女らの細い背中に羽が生えているような気がした。
その頃私は会社や世間に疲れていたが、今の会社を続ける以外の選択肢はなかった。

さて、最近の若い女子社員はどうだろう?
正直あまり羨ましい気はしない。
彼女らも当時の私同様、今の会社を続ける以外の選択肢はなさそうだからである。

短気を起こして会社を辞めても、今以上の条件で採用されることはまずない。
結婚しても、子供を産んでも、一時的に休職できるだけで、基本定年まで今の会社を続ける。

そうなると女も男と変わらない。
周りに気を使い、権力者に気兼ねし、嫌われず憎まれず長居をしようとする。
完全に会社のラインに精神的にも組み込まれる。
伸び伸びと行動することは難しく、当然、背中に羽は見えない。

この20年、日本の女性が自由と伸びやかさを失ったのは確かだろう。
(男性にはそもそもなかった。)
では代わりに誰が得をしたのか・・・国でも会社でも男でもないだろう。
老人か、あるいは日本を遠く離れた後進国の人たちかもしれない。

posted by なすび at 12:31| Comment(2) | 会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
女性も、よほど条件の良い男性でないと
結婚しても男性に専業主婦を養うだけの給与が無いことがわかってきたという事でしょうか。
それに男女雇用均等法が出来て、自分たちよりも給与の低い男性も多く、たとえその人を好きになっても安月給の男とでは結婚に踏み切れないと言うのもあるのでは?
そんな中で誰が得をしているのかと言えば
それはなすびさんや私のような独身男性でしょう。
家のローンや子供の学資、家庭のイザコザに悩まされることもなく。
自分の稼いだ金は自分のモノ。
早期退職し、毎日ストレス無く
正直、若い頃のモテなかったマイナスを今取り戻している気分です〜♪
Posted by バッタモン at 2014年05月12日 20:01
バッタモンさん

−>専業主婦を養うだけの給与が無い
我々の時代は途中までその余裕がありました。
いま60代の人は定年までその余裕があったでしょう。
よい時代でした。

−>誰が得をしているのかと言えば・・・独身男性でしょう
そうなんですよね。
私は他人様を一生養う気概がなくて途中で結婚を放棄しました。
独りで楽をする道を選んだのです。
逆に言えば、あの時代結婚するということはそういうことだったんですよね。
ある意味きつい時代でもありました。
Posted by なすび at 2014年05月12日 22:29
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