アメリカ大統領選をウォッチしていると、いろいろ面白いことがある。
@アメリカ人も温かいところが好き
州毎に選挙人(大統領を決める権限がある人)の数が割り当てられているが、概ね人口比で決められている。
多い順に、カリフォルニア(55人)、テキサス(38人)、ニューヨーク(29人)、フロリダ(29人)。
ニューヨークを除けば皆温かいところである。
やっぱりアメリカ人も温かいところに多く住むんだな。
A州が集まってできた国だ
州毎の選挙人は州の投票割合では決まらない。
大半の州が一票でも多い候補者の総取りである。
州の選挙人が100人として、トランプ51%、バイデン49%の投票だったとする。
トランプ51人、バイデン49人という割り当てにはならない。
トランプが100人丸々取る。
州として候補者をトランプに決めたという考え方なんだろう。
だから、州の選挙人すべてがトランプのものになる。
日本であれば県は単なる行政区に過ぎないから、このような決め方はしないだろう。
アメリカの州は県と国の中間だ。
B投票前から結果が決まっている州が大半
アメリカは50州あるが、8割は誰が大統領候補者になろうと投票前から結果が決まっている。
共和党が強い州、民主党が強い州とハッキリ傾向が決まっていて、簡単には揺るがないからである。
歴史とか、住んでいる人種に寄るのだろう。
西海岸(カリフォルニアなど)、東海岸(ニューヨークなど)は民主党が強く、中央部は共和党が強い。
だから、トランプがニューヨークやロサンゼルスで選挙活動することはない。
絶対勝てないのが分かっているから、時間と労力の無駄である。
結局、大統領選は傾向の決まっていない残り10州をどちらが取るかによって決まる。
面白いものだ。
C都市部はリベラル、田舎は保守
同じ州内でも州都のような都市部では民主党(リベラル)が強く、その他の田舎では共和党(保守)が強い。
これは日本と同じだな。