今後の日本は難局が予想される。
・コロナと増税による景気の悪化
・米中対立の対処
・五輪中止による気分の沈滞
安倍はこれらに対応するだけの政治力も気力もないと自ら判断し、総理を辞任した。
実際その通りだろう。
日本の政界に、この難局に正面から取り組める政治家が存在するとは思えない。
ところが、安倍が投げ出した総理の座を拾おうという人がいるのだから不思議な話だ。
どうせ元総理という肩書が欲しいだけだろう。
抜本的な取り組みはせず、適当に頑張って、追い込まれたら辞めようという腹である。
菅が有力のようだ。
この人は「影の総理」と言われた人で、実質的に安倍政権の舵取りをしていた。
安倍は表の顔(操り人形)であったに過ぎない。
そういう意味では、菅は財界・財務省・中国に優しかった安倍政治の間違いない継承者である。
だから、増税・親中売国政策は今後も続く。
しかし、安倍晋三という誠実で保守っぽい表の顔を失った影響は大きい。
国民の不満が直接、菅本人に向かう。
菅には安倍が個人の資質として持っていた幻のような期待感がない。
アメリカも親中の菅内閣には警戒するだろう。
短命に終わること間違いないのだが、元総理という肩書が得られて本人は満足だろう。