2018年10月22日

私の市は企業城下町

どこの会社の工場も田舎にある。
広い土地と安い労働力が必要だからだ。

たとえば、人口数万の市に大手企業の工場ができる。
社員・パート・アルバイトなどで数千人の雇用が生まれる。
下請やその工場を主要顧客にしている会社を合わせると数はもっと膨らむ。
これら労働者の家族を含めると万は超えるだろう。

当然だが、彼らが生活するためにスーパー、商店、病院、学校が必要だ。
そして、そこで働く人にも家族がいる。
要は、数千人規模の工場ができるということは、1〜2万人の人が生きて行けるようになるということである。

人口数万の市であれば、半数は何らかの形で大手企業の工場によって生きる。
このような状態を「企業城下町」と呼んだりする。

私の市は人口10万を超えるが、某大手企業の「企業城下町」である。
さすがに半数まではその工場に依存していないと思うが、2〜3割は依存していると思う。
地方の割に人口減少が少ないのも、すべてその工場のお陰である。

だから、その会社の業績に結構影響を受ける。
その会社の調子が悪ければ、税収が減るだけでなく、人口まで減る。
もちろん、町を走る車も減る。
町全体が沈んだようになる。
業績悪化が何年も続くと、潰れる会社や商店もあるだろう。
大手スーパーなんかは直ぐ撤退するだろう。

市が作った「将来の人口予測」を見た。
やはり減少傾向は免れなくて、20年先には10万を切るらしい。
市の作るものだから、ここ10年の減少率に年齢構成を加味しただけの単純なものだろう。

しかし、最も影響が大きいのは某大手企業の業績である。
この会社の調子が良ければ減少は抑えられる。
悪ければ減少が加速する。
そして、市の予測よりも早く10万を切るだろう。
市の職員もそんなことは分かっていると思うが、「○○(某大手企業)さん次第です」とはさすがに書けないよな。

posted by なすび at 08:09| Comment(2) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする