2018年07月19日

日本の人口について

日本の古代から現代までの人口推移である。

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まず、目に付くのは明治維新後の急激な増加である。
何度も戦争を繰り返し、大敗を喫したにもかかわらず人口は増え続けている。
とにかく、明治維新時(150年前)には今の四分の一しか人がいなかったのは驚きだ。

次は、古代の人口の少なさだろう。
縄文・弥生など数十万ですよ。
今でいえば地方都市レベルの数の人たちが、この日本全土を使っていたわけだ。

そして、飛鳥〜奈良〜平安〜鎌倉の800年間の長い停滞。
人口が増えないということは、庶民の食糧事情・医療事情がほとんど変わっていないことを意味する。
貴族や武士の間では様々な事件が起きて興味深い時代だが、庶民の生活は相変わらずイマイチだったのだろう。

長い停滞から抜け出して人口が増え始めたのは、意外にも不安定な政権の室町からである。
この時代に農機具が発達し、米の収穫量が増えたことによる。
政治とは関係のない技術革新のお陰である。

江戸前半まで人口は増え続けた。
この時代は干拓により水田面積が増え、米の収穫が増えたためである。
これは各藩の大名による善政の賜物だろう。

昔の人口は米の収穫量と完全にリンクしているが、これは逆で、米の収穫量から人口を弾き出している。
昔は正確な戸籍がなかったからしかたがない。

現代の人口減少は食糧事情とは無関係である。
私が生まれた60年近く前は1億いなかった。
今は1億3千いる。
この日本列島に何人の人口が適正か・・・日本人自身が考え、調整しているところなんだろう。

posted by なすび at 08:42| Comment(6) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする