2017年07月04日

都議選について

今回の都議選について思うことを書いてみる。

@都民ファーストの大勝
 自民党が大敗したことは間違いないが、実は既存の左翼野党も票を伸ばしてはいない。
 民進の2マイナス、共産の2プラスでプラスマイナスゼロである。
 しかし、選挙前に民進から都ファに鞍替えした議員が相当数いるので、実態は左翼野党も負けである。
 都ファが既存政党から票を奪った(都ファ大勝)というのが正しい解釈だろう。

A公明党の票
 意外と語られていないのが公明党のことである。
 今回、公明が自民から都ファに乗り換えた。
 自民にとっては本来貰えるはずの創価票がそっくり敵に流れたのだから二重損である。
 公明が都ファに乗り換えた時点で自民の苦戦は見えていたことになる。
 (公明が都ファと共闘を決めた3月時点で自民の半減を予測した評論家もいた。)
 自民にとっては最初から鞍に重りをつけてスタートしたレースだったろう。

B都民ファーストの正体
 よく分からないのが都ファの正体である。
 小池や幹部の経歴・主張からすれば保守である。
 少なくとも左翼ではない。
 実態は右派左派混合型で、右にも左にも状況次第でなびくのだろうが、それであれば自民と同じである。
 まあ第二自民(ただし、未成熟で、これから混乱必至)と考えたらいいのだろう。

【総括】
 安倍政権はマスコミなど反安倍攻勢の対応に失敗した。
 政権自体に余裕があり過ぎ、驕りもあっただろう。
 都民の心にも長期政権に「飽き」が生まれていたはずだ。
 よって今回は第二自民である都ファを勝たした。
 自民を叱る目的である。

 しかし、左翼政党を決して支持しようとはしなかった。
 彼らがダメなことはよく知っているからである。
 左翼政党やその支持者は「安倍大敗」を喜んでいるが、自分たちはそれ以上にボロボロである。
 もう勝ち目がないのは分かっているから、せめて安定政権を壊し、混乱の中に活路を見出そうという作戦だろう。
 そういう意味では、左翼野党にとっても負けの中に勝ちの要素が多少あったといえるかもしれない。

【追記】
 都ファがなかったら民進・共産が大勝していたという人がいる。
 私は反対である。
 都ファがなかったら公明は自民と共闘しており、自民が大敗することはない。
 いまどき自民より民進を選ぶ人は多くないだろう(腐った民進より腐った自民の方がマシである)。
 投票率は恐ろしく下がっただろうが、ほぼ前回通りの構成比で終わったというのが私の見立てだ。

posted by なすび at 12:20| Comment(4) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする