2017年01月02日

世間知のある大人の判断

母の孫(私の甥)はイマイチだが、伯父(母の兄)の孫は優秀だ。
3人のうち、一人は京大、一人は医学部、一人は有名進学高校の学生である。

今回は、国立大の医学部に行っている娘の話だ。
娘は子供の頃から勉強ができたから東大に行くことも考えたが、女が東大を出てもイマイチである。
官僚になっても、大企業に入っても、苦労する割には頭打ち感がある。
それなら、絶対喰いっぱぐれがない専門職になりたいと言って医学部にしたそうだ。

確かにそうかもしれない。
いろいろ言ってみても、日本の職場はまだ男社会だ。
よほどのやり手でなければ男並みの出世は難しいし、当然家庭は犠牲になる。
エリート女性がある程度の自由を確保しながら、尊敬と高収入を得られる仕事の筆頭は医者だろう。

私は賢い選択だと思った。
とても17、8の子供の知恵ではない。
子供のストレートな判断なら、やはり世間映えのする東大ブランドを選ぶだろう。
彼女の周り(親や祖父母)には世間知があって、エリート層をよく知っている大人がいるのだろう。

しかし、勉強ができる子供なら周りが放っておいても何とでもなる。
周りの知恵が本当に必要なのは勉強ができない子の場合だろう。
例えば、二流の普通高校ではなく、あえて商業高校を選択し、推薦で地元国立大に送り込む方法もある。
高卒枠で公務員になったり、地銀に入れる方法もある。
それもままならなければ、さっさと就職させて、学費分を子供に残してやればいい。
それが世間知のある大人の判断だ。

最悪なのは親のつまらぬ見栄や過剰な期待で子供の実像を見誤ることだ。
浪人した挙句、Fラン大に行き、三流企業に勤める・・・。
こうなると、もう取り返しはつかない。
一生、社会の中間層以下を漂うしかない。

私の甥はこのルートをまっすぐ進んでおり、姉はひたすら嘆き悲しむ。
私からすれば「半分以上、姉夫婦の責任だ」と思うが、偏狭な姉は聞く耳を持たない。

posted by なすび at 13:39| Comment(4) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする