2016年12月20日

柚子をくれたらいいのに

柚子は役に立つ果実である。

我が家では鍋をよくする。
醤油に柚子を絞り入れ、柚子胡椒で辛みを加える。
これで肉や野菜が驚くほど旨くなる。

また、風呂に浮かべる。
一個を半分に切って入れるだけで、風呂中いい香りがする。
楽しくて、つい長風呂になる。

自宅の庭にも柚子の木があるが、近年なりが悪い。
道の駅に小10個が100円程度で売っているから、それを買って使っている。
100円で一週間いろいろに使えて重宝している。

柚子の話で思い出すのが、以前住んでいたアパートのことだ。
敷地内に柚子、柿、ビワの木があって、季節には実をつける。
大家さんは柿、ビワの実をビニール袋に入れてアパートの住民に配っていた。
男の一人暮しだから皮を剝くのが面倒で食べきれない。
いつも大半捨てていた。
正直貰って嬉しくないおすそ分けだった。

そのとき私が思っていたのは・・・「柚子をくれたらいいのに」。
柚子なら一切するだけで風呂に浮かべられる。
面倒くさがりの私でも、捨てずに使い切れる果実である。

しかし、柿、ビワは十数個くれても柚子は一つもくれない。
柚子は役に立つから大家も他人に分けたくなかったのだろう。

柿やビワを貰うたびに、「本当は柚子が欲しいんです」と言いそうになって困った。
私は思ったことを、つい口に出す性格だから黙っておくのに苦労する。
必死で我慢したおかげで、大家さんとはいい関係を維持したままお別れできたのは誠に結構なことである。

posted by なすび at 13:09| Comment(4) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする