2016年05月22日

車選びは趣深い

私は数年前までトヨタのセダン(プレミオ・2000cc)を所有していた。
買ったのはもう20年近く前だ。

そのときの私は30半ば過ぎで、結婚し、家族を持つことも念頭にあった。
だから、ある程度パワーもあって、安心してゆったり乗れるというイメージで車選びをした。

実際は結婚もしなかったから、ほとんど一人で乗った。
関西から実家まで高速を長距離帰省しても楽だった。
想定とは違ったが、それなりに機能した車だった。

今回(55歳独身)は一人で県内移動が中心である。
いろいろな観光地を気軽に観て回れる足が欲しかった。
だから、最初からコンパクトカーという選択だった。

コンパクトカーは「少しマシな軽」というイメージなのか、売りは燃費と室内空間の広さで、内装の安っぽいものが多い。
50過ぎのオヤジとしてはもう少し上質感が欲しい。
国産で内装がいいという理由でマツダのデミオを選んだ。

デミオといえばディーゼルエンジンだが、私はガソリンを選んだ。
ディーゼルの音・臭い・振動・メンテナンスの煩雑さを避けた。
結果、1300ccのコンパクトカーという平凡な車になったのが残念だ。

1300は平凡な駆動ながら、街乗りには十分である。
高速や山道での物足りなさはあるが、その分燃費が補ってくれる。
すべてに「よい」という車はないものだ。
パワーや乗り心地を選べば小回り、燃費、価格を失う。
コンパクトカーは走行性能、安心、上質感を失う。

何かを取れば何かを失う。
車選びは自分のライフスタイルや志向を確認する行為であり、なかなか趣深いものだと思った。


【追記】
 今回の車選びにはコンパクトカーという思いが強かった。
 もうワンランク車格をあげれば選択肢は広がったはずだ。
 しかし、そういう気にはまったくならなかった。
 一人で利用するに必要十分なサイズであるべきだという「こだわり」が自分の中に根強くあるのだと改めて思った。

posted by なすび at 20:43| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする