2015年12月09日

VW社の不正が示していること

VW(フォルクスワーゲン)社の不正は随分と話題になった。
日本では「あの技術力のある真面目なドイツが」的な驚きが大きかったような気がする。

日本人には欧米信仰がまだ残っているからこんな印象になるのだが、実際は「製造において日本が世界を凌駕している」ということを示しているのだろう。
大衆商品で最も技術力が求められるのが自動車である。
そこで世界を二分しているのが日独なのだが、もうドイツは不正をしなければ日本に勝てない状況になっているということだろう。
他の製品は推して知るべしという感じである。

これは工業製品だけの話ではない。
外食や農作物でも日本は強い。

私自身欧米の商品で欲しいものはあるだろうか。
工業製品ではタブレットPC(米)、高級衣料(英)、食品では一部の嗜好品くらいしか思いつかない。
ほぼすべての製品において日本製が最も高品質で安心なのである。

習近平がバッキンガムでもてなされたのも、IMFのSDRになったのも、これが大本だと思う。
まっとうな自由競争では欧米は売れるものがない(日本製に負ける)。
よって13億人の人民が政府に統制されている中国が最も二流製品を売りやすい市場なのだ。
まだ貧しくて、物が欲しい人がたくさんいて、政府のコネがあり、欧米という古いブランドでも有難がってくれる国・・・それが中国なのだろう。
乱暴で、下品で、非人道的で嫌いな国ではあるが、自国の二流製品を買ってくれるいいお客さんだからある程度持ち上げようという感じだろう。
使えるうちは使おうということだろう。

とはいえ、日本も儲けすぎるといじめられるから、適当に儲け、適当に吐き出せ(援助)ばよい。
日本はすでに十分豊かな国である。
せいぜい10年前より豊かで、より自由な国にしていくのが今後目指すところだろう。

posted by なすび at 21:48| Comment(6) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする