2015年11月03日

ある夜の出来事

以前、アパートに中国嫁が住むようになった話はした。
たぶん、その知り合いだろう、私の隣室にも中国人夫婦が引越してきた。
ひとり中国人が住み出すと、途端に増え始めるのが中国人の習性だ。

この夫婦、仲がよろしくないようで、かつ、妻がヒステリー体質のようで、しばしば激しい喧嘩をする。
叫ぶ、物を投げる、壁を叩く、物騒なこと甚だしい。

その日も、深夜にやり始めた。
今までになく激しい。
アパート中に響き渡る感じだ。

私は夫婦喧嘩だろうと薄々思いながら、酒を飲んで、退屈もしていたから、つい隣家のドアを叩き、「何が起きてるの。大丈夫。」と声をかけた。
何度か声をかけるうちに、穏やかそうな夫がドアを開け、丁寧な日本語で「夫婦喧嘩です。妻がヒステリーを起こし、コントロールが効きません」と話した。
見ると床に座り込んで、女が泣き喚いていた。

決して安物のアパートではない。
夫も丁寧な日本語を話すから、それなりの会社で働いているのだろう。
可哀相に、変な女を掴んだものだ。

私は最近の中国の反日活動や、ふたつ隣の中国嫁の振舞いに気分を害していたから、悪いと思いながら、その穏やかな夫に八つ当たりをした。
私「ここは中国ではありません。日本に来たら、日本のルールを守ってください。」
 「日本人は隣近所のことを考えず、深夜に大喧嘩はしません。」
夫「私は理解しています。妻のヒステリーが止まらないのです。」
私「あなたの奥さんでしょう。あなたが責任を持ってください。」

とはいえ、問題はヒステリー妻だから、これ以上、夫を責めてもしかたがない。
最後に夫は「もう直ぐ離婚するのです」と言い出だすから、私も思わず「そうですか。離婚して、さっさと出て行ってください」と捨て台詞を残して引き下がった。

過去の喧嘩も離婚話が原因かもしれない。
せっかく日本に来たのに、また中国に戻らざるを得ない妻にも同情心が沸いてきた。

騒ぎはまだ続いているが、理由は分かった。
「うるさいな」と思いながら自室でPCを見ていた。

インターホンを鳴るから、夫が詫びに来たのかと思ったら、何と警察だった。
アパート中に響き渡ったから、誰かが呼んだのだろう。

警官は3、4人はいただろうか。
「隣で夫婦喧嘩をしていたようですよ」と言ったら、「分かりました」と言って直ぐ隣室に向った。
犯罪性はないから、事情を聞いて、注意して、それでお仕舞いだろう。

それだけの話だが、やはり外人は習慣が違う。
中国では激しい喧嘩も珍しくないし、それで隣人が注意をしたり、警察が来ることもないだろう。
文化の違う人が近所にいると大変である。
やはり移民は反対・・・という、いつもの話で終るのである。


【後記】
 翌朝、夫が私を訪ね、昨夜の騒動を詫びに来た。
 日本人でもできない人が多いのに、ちゃんとしたものだ。
 やはり、教育があり、しかるべき会社で働いている感じであった。
 意外にも、ふたつ隣の中国嫁とは無関係なようである。
 偶然、中国人が2部屋続いたことになる。
 それだけ中国人が増えているということだろうか。

posted by なすび at 20:54| Comment(6) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする