2015年11月23日

人とは

もし後輩に聞かれたら、こう答えたいと思うことがある。
しかし、50半ばになる現在まで誰にも尋ねられたことがないので、ブログで自問自答することにする。

それは「人とは?」という問いであり、答えは「変わらないもの」、そして「疑ってかかるもの」である。

「変わらないもの」は随分と若い時分から、そう思っていた。
変わろうと努めても努めても、自分がちっとも変わらなかったからである。
だから、人とはそのようなものだと理解した。
そう思って、身近な人を眺めてみると、確かに彼らも変わらない。
親兄弟など付き合いが長いから、長期にわたって観察ができる。
欠点はいつまでも欠点のままであり、長所も(他人の長所は気づきにくいからよく分からないが)たぶんそのままだろう。

「疑ってかかるもの」は三十を過ぎてからだ。
もちろん、ここで疑うのは、金や利害が絡むケースである。
それ以外の言葉をむやみに疑うわけではない。

若い時分は、どちらかというと信じやすいほうであった。
いわゆる「おだてに乗りやすいタイプ」であった。
しかし、社会人経験を重ねると・・・自分に降りかかる損として実体験する回数が増えてきた。
その後長期にわたって、ひどい痛みを伴うこともあった。
いまや、誰も信じることはない。
十分に情報を集め、自分の好みや損得を推し量って、話に乗る乗らないを決めるだけである。

人生経験を積んだ中高年としては残念な気もするが、これが事実なのでしかたがない。
死ぬまでこの基準で人を判断すると思うから、あまり友達ができる気はしていない。

posted by なすび at 00:02| Comment(6) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月18日

シリアに関する私の理解

中東シリアには三つの勢力がある。
アサド政権、反政府勢力、イスラム国である。
アサド大統領はシリア国民の多数が支持している正規政権である。
反政府勢力は外国人も混じっており、アサドと敵対している。
イスラム国は・・・よく分からないが、状況次第でアサドと敵対したり、協力したりしているようだ。

アメリカはイスラム国を叩くという名目でシリアを空爆している。
しかし、本当は反政府軍を支持し、アサド軍を叩いているらしい(はっきりしない)。
目的は産油国のシリアを混乱させ、石油利権を握ることらしい(はっきりしない)。
中東でアメリカが行ういつものパターンではある。
アメリカの空爆はアサド政権の依頼も、国連の承認も受けていないから、勝手に他国を侵略していることになる。

ロシアもイスラム国を叩くという名目で空爆を開始した。
しかし、本当は反政府軍を叩いているらしい(はっきりしない)。
目的はアサドに恩を売って、石油利権を握ることらしい(はっきりしない)。
ロシアの空爆はアサド政権の依頼を受けているので、一応正当性はある。

さて、今回テロにあったフランスは・・・おそらくアメリカパターンだったと思われる。
シリアはフランスの旧植民地だったから、何らかの利権を維持したいと思っても不思議ではない。
しかし、このテロでスタンスは変わったと思われる。
利権より、まず復讐である。

ということで、裏の狙いはさておき、当面は各国、真面目にイスラム国を叩くだろう。
そのあとは、どうなるかわからない。

以上が、私のシリアに関する理解だが、不明な点があれば、ぜひご教授願いたい。

posted by なすび at 23:22| Comment(4) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月14日

フランスのテロについて

フランスでイスラム系によるテロがあったようだ。
100人以上の死者を出している。

最近フランスでテロの話をよく聞く。
ISの主要ターゲットになっているのだろう。

フランスは現在ISの空爆を行なっているだけでなく、過去は中東・北アフリカに植民地を持っていた。
過去の支配は過酷なものだったろうし、利権は現在も継続しているだろう。
英米仏は伝統的にイスラム圏の人に憎まれているのだ。

現在のフランスはイスラム系の国民が多いようだ。
彼らに対する扱いも、いまひとつ寛大でないようである。
この辺が、イギリスに比べフランスでテロが起きやすい理由かもしれない。

私はテロに組するものではないが、「自業自得」という感は否めない。
白人は自分たちの利益のために他人種の国に攻め込み、過酷な支配を続けた。
戦勝国の英米仏は現在も基本姿勢を変えていないだろう。
ある意味「憎まれて当然」である。

しかし、白人は好戦的で、狡賢い。
まともな戦争では彼らに勝つことは難しい。
日本もやられた口だ。

このまま永久に白人支配が続くかと思われるが、近年彼の国では非白人が増えているようである。
そのうち非白人の方が多くなるかもしれない。
そうなれば、攻撃性も下がり、少しは穏やかになるかもしれない。
ヨーロッパに行っても色の黒い人ばかりであれば何だかがっかりではあるが、世界が平和になるのであれば、それはそれで結構である。

posted by なすび at 11:20| Comment(4) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

野党再編について

民主党の前原氏らが野党の再編を考えているようだ。
単なる野合ではなく、政治信条を同じくした人が集り、自民と対抗できる勢力にしたいとのことである。

志は結構だが、結果、自民党と同じようなノンカラーな野党がもうひとつできるのなら、素直に自民に移ったほうがよい。
そのときには自民から左派(親中韓)的な人は野党に下野して欲しいと思う。
野党再編ではなく、政界再編と願いたいものだ。

そもそも、現安倍政権にしても、それほどカラーの強い政権ではない。
中韓には以前ほど配慮はしていないが、決して強い態度に出ているわけではない。
欧米に対しては、ほぼ変わらない。
集団的自衛権についても、日米安保の既成事実を法制化しただけである。
以前の政権に較べたらやや保守という程度で、生粋の保守派を満足させるレベルではない。

経済に関しては、あまり保守とはいえない。
むしろグローバリズムに近い。

支持が安定している安倍政権といえども、国民が嫌がることはできないし、官僚が嫌がることを強行するのは大変だ。
もちろん世界の支配者である欧米に反抗するのは先ず無理である。
これは日本のどの政権、政党にもいえることで、前原新党も例外ではない。

結果、当たり障りのない鵺のような与党と少数のサヨクに好まれる万年野党という構図が続いてきたわけだ。
日本には極端な左派(親中韓あるいは反日)とそれ以外という対立構造しかないのかもしれない。

政権政党になりたければ鵺のようになるしかないが、そうなれば自民との差別化はできない。
万年野党でもいいのなら極端な左派になってもいいが、そうなれば共産と同じである。
純粋保守を目指す方向もあるが、さすがに過去と違い過ぎて、本人も周りも無理ということになる。

だらだらと書いてしまったが、要は、日本の政治には中道・反日以外の対立構造がない。
そして、最大の懸案である社会保障に手をつけたら、国民・政治家・官僚・企業を巻き込んだ大爆発が起こるということだろう。

posted by なすび at 01:19| Comment(2) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月06日

三島事件について

1970年11月25日、三島由紀夫と彼に賛同する楯の会のメンバー4名が市谷の自衛隊駐屯地を訪ねた。
総監を監禁し、脅迫し、隊員をバルコニー前に集めさせ、憲法改正の決起を促す演説を行なった。
その後、割腹自決をし、メンバーのうち1名がそれに殉じた。
世に言う「三島事件」である。

ちょうど日本が世界第2位の経済大国になった頃で、国民の多くが敗戦を忘れ、平和と繁栄を享受したいと思っていた。
自衛隊員も例外ではない。
彼らも現代以上にサラリーマン化していたに違いない。
果たして隊員は決起することもなく、三島事件は天才の奇矯な行動として片付けられた。

決起の一週間前の三島のインタビュー録音が残っている。
約一時間に亘り、文学や思想について語っている。

私は繰り返し聞いてみたが、やはり頭のいい人だ。
論旨も明晰で、45歳の成功者に相応しい自信と落ち着きがあり、一週間後にあんな奇矯な事件を起こすとはとても思えない。
二、三、事件を臭わせるような箇所もあるが、「ちょっと世を騒がせるかなあ」という程度の感覚で、割腹自決を決意しているとは思えない。

私は何だかとても残念な気がしてきた。
三島事件から45年経っているから、もし事件がなくても今は生きてはいまいが、80年代、90年代の彼の話を聞いてみたかった。
彼がその時代をどのように生き、語るのかを見てみたかった。
日本文学界の最後のカリスマだったからである。

私は漠然と楯の会のメンバーは三島と同世代だと思っていた。
ところが、実際は20代前半の若者であった(メンバーは全員で約100名)。
三島に殉じたのも25歳の青年である。
45のおっさんと25の若者が一緒に自殺したことになる。
普通に考えれば、おっさんが前途ある若者を道連れにしたことになるのだが、若者が三島を道連れにしたという説もあるから奥深いものだ。

posted by なすび at 22:24| Comment(2) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする