2015年09月27日

世界株式会社

世界をひとつの会社としてみるならば、社長はアメリカということになる。
G7プラス中露が役員クラスだろう。

アメリカは最盛期は過ぎたとはいえ、金や腕力、狡賢さはナンバーワンである。
だから、他のどの国も露骨にアメリカに逆らうことはしない。
ときに付き合いを断ったり、裏で陰口を言うのがせいぜいである。

日本は金はあるが、腕力はアメリカに頼っている。
狡賢さとは無縁だから、まったくアメリカに対抗することはできない。
下手に反抗パフォーマンスをするより、上司に従いまくったほうがいい・・・というタイプのサラリーマンだ。

ドイツも日本に近いが、西欧系だからほどほどには狡い。
また、西欧系の役員仲間と釣るんで、アメリカとのバランスを取ろうとしている。

イギリス、フランスもドイツ同様西欧グループの役員だが、国が古いだけあって、狡さは上だ。
経済の弱さを狡さで補っているのだろう。

ロシアが唯一アメリカに対抗しているように見えるが、これはアメリカに匹敵するだけの腕力を持っているからである。
具体的には核兵器の数だ。
一方で、アメリカからは経済面の弱さを突かれている。
資源産業しかないロシアはエネルギー安に誘導されると相当キツイ。
技術国に生まれ変わろうと日本に助けを求めている状況だろう。

中国は金、腕力、狡賢さをそこそこ持っているが、どれをとってもアメリカに対抗できるレベルではない。
だから、反米はポーズだけで、裏ではよしみを通じているのである。
中国の最大の武器は難民爆弾かもしれない。
「共産党を潰せば大量の難民が先進国に押し寄せますよ」と脅す自爆ビジネスだ。

こうみると世界株式会社の役員といえども、そう楽しい日々を送っているわけではない。
常に社長の顔色を伺い、少しでも自分の力を伸ばそうとする。
一方、社長は社長で役員の監視を怠らない。
そうやって会社のバランスが保たれている。

一個人なら金を貯めてさっさとリタイアし、どこかの桃源郷で自由に暮したいと思う人もいるだろう。
しかし、残念ながら国には世界より他に居場所はない。
永久に世界株式会社で切磋琢磨しなければならないのだ。

posted by なすび at 14:31| Comment(6) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする