2015年08月23日

二つの間

人が「あること」を頻繁に語るとき、その「あること」は人が欲していて持っていないか、それしか誇ることがないかのいずれかだと思う。
私の場合は、前者は「すべきこと」であり、後者は「金」だ。
勇み足的にリタイアしてしまった人の場合は、前者は「金」であり、後者は「自由」かもしれない。

私は前者について、個人でできて、面白くて、社会的意義と評価が得られるものを求めていたが、これは無理というものだろう。
せめて、個人でできて、面白いことを追求しているが、決定稿はまだ見つからない。

後者について、もちろん私は金持ちではない。
しかし、余命と独身という立場からすれば余裕のある状態だ。
しょせん、50過ぎの無名の男が誇れることなど、勤務先のブランド、地位、収入、資産程度しかあるまい。

私のブログも結局この二つの間を行き来しているだけ・・・ということになる。

posted by なすび at 15:45| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月22日

放浪生活

以前は「気になる町に数年住んで、飽きたら違う街に移る」生活に興味があった。
ちょっとした旅行気分で、手軽に刺激が得られると思ったからだ。
しかし、50代半ばになると、この生活はあまり現実的ではない。

・基本賃貸になるため、住居レベルは下がる。
・賃貸料は余分なコストである。
・その分、自宅購入費用に当てるか、自宅をリフォームして住み易くした方がいい。 

要は、年齢とともに刺激よりも快適さの方が重要になったのだろう。
住環境を犠牲にする放浪生活は満足度が下がる気がしている。

こうした放浪生活をエンジョイできる人は、以下のいずれかだろう。

・金を潤沢に持っており、どこに住んでも、ある程度の住居レベルを維持できて、賃貸料も惜しくない。
・終の棲家を見つけるための、期間の短い調査放浪。
・自宅を所有しておらず、住環境などほとんど気にならないタイプ。

私は住環境にうるさく、自宅を所有し、賃貸料が惜しくないほど金持ちではない。
よって、放浪生活は上手くいく気がしない。
気に入った街でホテルに宿泊し、一週間程度滞在するのが最良ということになる。

posted by なすび at 18:19| Comment(8) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月20日

母がザルかも

私は近年、あまり節約をしていない。
ある程度貯金ができたので、いまさら無理をする必要がないからだ。

光熱費や食材については、まったく節約しない。
欲しいものを欲しいだけ買っている。
だたし、無駄遣いはしない。
電気の付けっ放しや食材を捨てることは少ない。

社交はめったにしない。
たまに気の合う友人と飲む程度。
高い服を着る趣味もない。
骨董も最近は買わない。
旅行にも行かない。
家で酒を飲みながら、PCやTVを観るのが唯一の趣味である。

こんな生活をしていたら、節約する気がないにも拘らず、不思議と金が減らない。
今は仕事をしているから、最低限の付き合いや必要経費は掛る。
しかし、リタイア後は月10万円(税・社保除く)でもいけるのではと思うこともある。
実家に帰ったら、車が必要だからさすがに無理かな。
でも、月15万円あれば十分かもしれない。

だから、車も酒も煙草もしない母が月20万使うのは驚きだ。
食事も質素だし、出歩くことも近年は減っている。
使っているとすれば社交だろう。

何にどれほど使っているのか聞いてはみるが、あまりはっきりしない。
収支の把握がほとんどできていないのだ。
いわゆる「どんぶり」である。

私がリタイアして実家に帰ったら、この辺りもはっきりするだろう。
どれほどザルなのか・・・何だか恐ろしくもある。

posted by なすび at 20:05| Comment(6) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月18日

甥と就職について話をした

盆休みは実家に帰った。
姉一家が遊びに来たので、甥と就職について話をした。

甥はFラン大の工学部3年生である。
そろそろ就職についても考えていかなければならない。

姉から聞いてはいたが、甥は自分のキャリアから分不相応な就職先を希望しているようである。
履歴書を送っても、書類選考で落とされること間違いない。

私は露骨にならない程度に難しい旨話をした。
彼の反応からは、自分にどの程度可能性があるか理解できているとは思えなかった。

自分の息子であれば怒鳴りつけてでも現実を教えるだろうが、しょせん甥である。
大学の就職課に行って先輩の就職実績を確認すること、第二希望を考えておくことを勧めた。

名のある大学に入ろうとすれば、10代にある程度無味乾燥な反復学習を求められる。
それに耐えられないような人間が有名企業のサラリーマンとして受け入れられるとも、やっていけるとも思えない。
サラリーマンの要諦は忍耐である。

甥は高校時代にいじめに合い、精神的に参り、受験勉強をまったくしなかったようだ。
どういう事情でいじめを受けたのか分からないが、親が過剰に構ったため、自信過剰の部分があったのかもしれない。
友人にそこを責められたのでは・・・という気もしてきた。

いずれにしても就職は甥が現実を知るよい機会である。
もっとも、それを乗り切れなければニートの道をまっしぐらということになる。

posted by なすび at 13:50| Comment(6) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月06日

「軽井沢うまいもの暮らし」

玉村豊男のエッセイをよく読んでいた。
個人主義、快楽主義的な彼の性格や生活に共感していたからだ。

彼は40前に過労で入院し、それを期に東京から軽井沢に移住した。
別荘地に自宅を建て、エッセイを書き、テニスや料理を楽しみ、自然に親しんだ。
地元の人とも社交をし、軽井沢という文化的な地方都市でサロン的生活をしていた。
都市部で働く一介のサラリーマンとしては、彼の自由で豊かな暮しが羨ましくてしかたがなかった。

玉村は軽井沢で自然や農作業に親しむうち、本格的に農業をしたくなったようだ。
長野の山間部に広い土地を買い、大きな家を建てた。
畑を広げ、人を雇うようになった。
ワイン用のブドウを作り、自分で作った農作物を用いたレストランをオープンし、土産物も置くようになった。
玉村豊男のテーマパークである。

玉村はフランス留学経験もある海外通で、料理通でもある。
TVでコメンテーターをする程度に社交性も持ち合わせている。
やりたいことを広げて行ったら必然的にそうなったのかもしれない。
このテーマパークがビジネスとして成り立っているとも思えず、エッセイ仕事からの持ち出しだろう。
夢が大きく広がり過ぎたのかもしれない。

ここまでくると私の望む生活からは乖離する。
私は非社交的な怠け者だ。
私には自然と利便性を併せ持つ軽井沢の小さな別荘暮しがちょうどいい。
旨いものを食べ、自然やスポーツに親しみ、ときに交友する。
その時代の玉村の生活を記したエッセイが「軽井沢うまいもの暮らし」である。
いまでも手元に置いて読み返すことがある本だ。



posted by なすび at 19:08| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする