2015年07月31日

テーマのある旅

旅はテーマがあったほうが楽しい。

北京に行ったのは97年の秋で、その年「蒼穹の昴」を読んで心惹かれたからだ。
「蒼穹の昴」は清末の北京が舞台の歴史小説である。
小説の舞台(紫禁城・頤和園・胡同・円明園)を観て歩いた。
まだ汚染されていない北京の秋空が美しかった。

ソウルに行ったのは04年、「チャングムの誓い」が面白かったからだ。
「チャングムの誓い」は李朝時代の宮廷料理人を主人公にしたドラマである。
李朝の王宮と韓国料理を楽しんだ。
チファジャという名店で食べた宮廷料理が印象深い。
懐石のように美しい料理が次々と出され、動けないほど満腹した。
それで一人5,000円は本当に安かった。

国内は焼き物の旅が多かった。
薩摩、備前、越前・・・窯元やショップを訪ねるついでに、近場を観光し、名物も食べた。
佐賀(有田・伊万里・唐津)には母と行った。
実家に帰って、そのとき買った器が食卓に並ぶと、いまでもその旅の話で楽しめる。

リタイア後は車も使えるし、平日動けるので自由度は高い。
さて、どんなテーマで旅をしようか。

posted by なすび at 18:26| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月28日

リタイア時期について

私が一番リタイアしたかったのは40代前半である。
会社は半干され状態で、将来の展望はまったく見えなかった。

結婚しなくても、多少貧しくても、自分ひとり自由に暮せたらそれでいいと思っていた。
海山で遊び、庭で猫を撫で、本でも読んでいれば幸せだと思っていた。
そうしなかったのは、当時、国民年金部分の支給には25年掛けるという制約があったからだ。
大卒で浪人していた私は少なくとも50近くまで働く必要があった。

年金制約は数年後に解除されたが、その間、私は社内転職に成功し、大きな苦痛なく仕事ができる状態になっていた。
ポジションも上がり、収入も増えたから、特に辞める理由はなくなっていた。

50半ばの今期、会社に嫌気が差したのと、残り時間も減ってきたのでリタイアするつもりだ。
40代前半から10数年経っている。

この10数年の間得たものは、金、ある程度仕事をやったという満足感である。
一方、失ったものは残り時間、エネルギーと好奇心である。
損得勘定は微妙だ。

恐らく、その時辞めても、いま辞めても、生活自体は大きく変わらない。
実家に帰って、勝手気儘に暮すだけである。
違いはといえば、金に余裕があって、将来に不安がないかどうかだ。
あと達成感は多少違うかな・・・その時辞めていれば、挫折感も強かっただろう。

平均まで生きるのなら、リタイアの先延しは失敗ではなかったという気がする。
余裕のある老後が実現できそうだからだ。
(実際、金がなくて辛さが堪えるのは老人になってからだろう。)
しかし、早死にしてしまえば、少しもったいなかったと感じるはずだ。

いずれにしても、自分で決められる話ではなかった気がする。
そうなったから、そうしてしまったというのが正確な気がしている。

posted by なすび at 19:48| Comment(8) | リタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月25日

pha氏について

ネットにpha氏の記事があった。
新著が出るから、その宣伝記事だろう。

このpha氏、不思議な人である。
友人と共同生活をしたり、ネットで食事をおごってくれる人を募ったりするくらいだから、社交が不得手な人ではないだろう。
学歴もいいから、普通に大企業でやっていけそうな感じである。
(就職はしたが、数年で辞めているようだ。)

インタビュー記事や動画を見たが、基本的に世俗欲が薄い感じである。
出世して、いっぱい稼いで、家族を養うという気がない。
金に関しても、自分一人が生きていけるだけで十分という感じだ。
世俗欲の強い弱いはあるが、ここまで薄い感じの人は珍しい。
かなり特殊な人だろう。

挫折する人というのは、世俗欲をある程度持ちながら、能力(社交性・ストレス耐性・学歴・実力)を持ち合わせていない場合が大半である。
そういう人がpha氏を参考にできるかといえば、大いに疑問だ。
彼らとは真逆な人だと思うからだ。

人は欲があり、その欲に現実がついてこないから苦しむ。
これはしかたがないことだろう。
せめて外部から押し付けられた世俗欲ではなく、自身が真に求める欲を追求したいと願う人もいる。
「本当の自分」の追求である。

こういう試みが成功するかは疑問であるが、そういう願いを持つ人が読む本としてはいいのかもしれない。

posted by なすび at 10:55| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月20日

豆味噌

BSプレミアムの新日本風土記で「名古屋めし」を紹介していた。
豆味噌で煮込んだ味噌おでんが旨そうだった。

近所のスーパーで一番本格的な豆味噌を買ってみた。
豆味噌を買うのは初めてである。
カクキューというブランドで、あとで調べてみると、そこそこの品のようである。

色は黒い。
そのまま舐めてみると、よく熟した濃い味がする。
いわゆる赤だしの味だ。

まずは、きゅうりの糠漬けを切って、味噌を少量のせて食べた。
コクが加わって旨い。
焼酎のロックなどに合いそうだ。

つぎに、回鍋肉を作ってみた。
豚バラとキャベツを炒め、酒で解いた味噌とにんにく、唐辛子で味付けした。
私は酒飲みなので、料理に砂糖は入れない。
味噌の濃厚さがキャベツの甘みを引き出して旨い。
ビールにも焼酎にも合う。

最後は、味噌おでんを作るつもりだ。
これから買いに行く。
具は大根と厚揚げと卵くらいでいいだろう。
豆味噌は肉よりも野菜の味を引き立てる。
日本酒に合うのは間違いない。

posted by なすび at 13:23| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月16日

それこそ戦前の二の舞

国会やマスコミは安保法案で賑やかだが、一般人の関心はさほど高くない。
可決されようが否決されようが、自分たちの生活に何の影響もないからである。
仕事や生活に直接影響が出るのは自衛官くらいだろう。

増税や年金の改革に較べれば、実生活に何のインパクトもない。
単なる一過性の騒ぎである。
マスコミが騒ぐから面白がって一緒に騒ぐ人が何割かいる程度だろう。
秘密保護法と同様、直ぐに忘れ去られるに決まっている。

政権もそれを見越して強行採決に出たのだろう。
それはそれで結構である。
アメリカの意向に逆らってまで中韓に組みする理由はまったくない。
そういうパワーバランスを無視した非現実的な発想こそが戦前の二の舞である。

この話が次に蒸し返されるのは、アメリカが中東や中国と紛争を起こしたときだろう。
このときに日本がどうするのかと判断を迫られることになる。
結論は決まっている。
アメリカに付くのである。

世界ナンバーワンの軍事力と経済力を誇るアメリカに逆らう益はない。
実際、国民の半数以上はそう考えるだろう。
アメリカに協力して、尖閣と竹島の領土を明確にして貰えればいい。
中韓は二度と反日はできなくなるだろう。

世界も実社会も同じである。
変な理想主義に走ると足元を掬われ、敗者に追いやられるだけだ。
それこそ戦前の二の舞。

posted by なすび at 11:36| Comment(8) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする